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2012年 06月 02日
4月に山口良子さんの工房に伺った時に織り始めの状態だった花倉織の着尺が織り上がってきました。
4月16日の時点の織始まりの状態 織り始めたところ青味が足りないと判断した山口先生は新たに緯糸を染直してくれました。これが染直した緯糸。 経糸の影響を受ける事を考慮して濃いめの色になっていますが織り上がると計算通りにきれいな浅葱色に仕上がりました。手間を惜しまず注文により近づけようと試みる山口先生には安心してどんな注文もお願いできます。 #
by aoyama-yagi
| 2012-06-02 12:48
| 染織作家
2012年 04月 27日
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by aoyama-yagi
| 2012-04-27 09:40
| アーカイブ
2012年 04月 26日
4月16日に山口先生の所に伺った時に機にかかっていた花倉織の一本目が今朝届きました。
この花倉織は一絽(いちろ)の花倉といい絽織の部分が反物の端から端まで通っているのが特徴です。 市松花倉よりも透け感が出ています。琉球王府の王族と高官のみに着用が許されたものだけに品格のある織物です。 丸い柄の花織部分の下は薄い色でぼかしてあります。絽織、ぼかし織、花織と同系の色ながら三種類の織表現で無地の織物に立体感と奥行きを付けました。着用すると更に柄が引き立ちます。織物ながらドレッシーな装いになる夏の着物です。 #
by aoyama-yagi
| 2012-04-26 11:04
| 染織作家
2012年 04月 21日
4月16日, 首里織の山口良子さんの工房を訪ねました。
目的は花織の着尺の注文です。今回は初めての柄をお願いするので直接お会いして打ち合わせました。 山口先生とのお付き合いも15年目を迎えました。先生の工房へ訪ねるのももう何度になるでしょうか。 いつも変わらぬ知的で穏やかな先生は非常に端正で美しい花織を織る人です。 先生を常にサポートし続ける大森さん。この工房から巣立って独立してゆく人が多い中、大森さんだけはずっと先生を支える右腕の様な存在です。織っているのはうちの注文の花倉織の着尺 今回は新しい図案を起こしたので細かい所もしっかりと詰めていきます。方眼紙に書かれた数字はどれどれくらい緯糸を浮かせて柄を表現するかという単位で、羽数といいます。 私の描いた図案を実際の織物の経糸数と反物巾に納めるためには細かい計算が必要です。私はそこまで考えずに図案を描くのでいつも苦労をかけています。 棚に納められた糸。この糸が織物になります。 うちの注文の反物に使われる緯糸。この色を見ただけでいいものが出来上がって来る事を確信できます。 製作途中の花倉織も拝見する事ができました。この2反も青山 八木の店頭を飾ります。先生、今回も長々とお邪魔をして失礼致しました。反物の上がりを楽しみにしております。 #
by aoyama-yagi
| 2012-04-21 15:39
| 染織作家
2011年 08月 26日
沖縄には伝統的な手仕事が今でも多く残っています。そしてその伝統の技を踏襲し、現代的な感覚のものづくりを志す人々が日本中から多く集まってきます。
宮古島にも上布の魅力に引きつけられた人が集まってきます。 仲宗根みちこさんは石垣島出身で織物は那覇の首里織の工芸指導所がスタートです。そこで沖縄の伝統的な織技法をマスターし宮古島に移り上布を織っています。 仲宗根みちこ さん 仲宗根さんの強みは組織織です。ロートン織、両面花織、手花織、花倉織、綾織などの首里織の技法を苧麻の糸を使って織れる数少ない染織家です。 伝統的な宮古上布は細い均一な糸で細かい絣で柄を表現しています。色も琉球藍の濃紺のみ。仲宗根さんは早くから部分的に太めの糸を使ったり経糸の密度に変化を付ける事により布に表情を付ける事等を行ってきました。首里織の複雑な技法を積極的に取り入れた上布は新鮮味があり非常に洗練された印象です。 私共は主に帯を作ってもらっています。着尺に比べ帯は組織織を取り入れやすく柄にも制約が少ないからです。帯の太鼓は約30センチ四方の小さいものですがその制約の中でも仲宗根さんの感性は思う存分表現されます。 今回の訪問は来年用の帯の注文です。お願いする本数、技法と雰囲気はお伝えしましたがあとは仲宗根さんのセンスに任せます。こちらも織り上がるのは来年の春、仲宗根さんの最新作をご紹介するのを待ち遠しく思います。 工房 #
by aoyama-yagi
| 2011-08-26 18:12
| 染織作家
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