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2012年 04月 27日
津田さんの作品は現在、年に一度の個展の時にしかご覧頂けません。
最近「過去のものでもいいので見せて。」というお声を頂きましたのでこちらにアップロードいたします。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2012年 04月 26日
4月16日に山口先生の所に伺った時に機にかかっていた花倉織の一本目が今朝届きました。
この花倉織は一絽(いちろ)の花倉といい絽織の部分が反物の端から端まで通っているのが特徴です。 市松花倉よりも透け感が出ています。琉球王府の王族と高官のみに着用が許されたものだけに品格のある織物です。 ![]() 丸い柄の花織部分の下は薄い色でぼかしてあります。絽織、ぼかし織、花織と同系の色ながら三種類の織表現で無地の織物に立体感と奥行きを付けました。着用すると更に柄が引き立ちます。織物ながらドレッシーな装いになる夏の着物です。 ![]() 2012年 04月 21日
4月16日, 首里織の山口良子さんの工房を訪ねました。
目的は花織の着尺の注文です。今回は初めての柄をお願いするので直接お会いして打ち合わせました。 山口先生とのお付き合いも15年目を迎えました。先生の工房へ訪ねるのももう何度になるでしょうか。 いつも変わらぬ知的で穏やかな先生は非常に端正で美しい花織を織る人です。 ![]() 先生を常にサポートし続ける大森さん。この工房から巣立って独立してゆく人が多い中、大森さんだけはずっと先生を支える右腕の様な存在です。織っているのはうちの注文の花倉織の着尺 ![]() 今回は新しい図案を起こしたので細かい所もしっかりと詰めていきます。方眼紙に書かれた数字はどれどれくらい緯糸を浮かせて柄を表現するかという単位で、羽数といいます。 ![]() 私の描いた図案を実際の織物の経糸数と反物巾に納めるためには細かい計算が必要です。私はそこまで考えずに図案を描くのでいつも苦労をかけています。 ![]() 棚に納められた糸。この糸が織物になります。 ![]() うちの注文の反物に使われる緯糸。この色を見ただけでいいものが出来上がって来る事を確信できます。 ![]() 製作途中の花倉織も拝見する事ができました。この2反も青山 八木の店頭を飾ります。先生、今回も長々とお邪魔をして失礼致しました。反物の上がりを楽しみにしております。 ![]() ![]() 2011年 08月 26日
沖縄には伝統的な手仕事が今でも多く残っています。そしてその伝統の技を踏襲し、現代的な感覚のものづくりを志す人々が日本中から多く集まってきます。
宮古島にも上布の魅力に引きつけられた人が集まってきます。 仲宗根みちこさんは石垣島出身で織物は那覇の首里織の工芸指導所がスタートです。そこで沖縄の伝統的な織技法をマスターし宮古島に移り上布を織っています。 ![]() 仲宗根みちこ さん 仲宗根さんの強みは組織織です。ロートン織、両面花織、手花織、花倉織、綾織などの首里織の技法を苧麻の糸を使って織れる数少ない染織家です。 伝統的な宮古上布は細い均一な糸で細かい絣で柄を表現しています。色も琉球藍の濃紺のみ。仲宗根さんは早くから部分的に太めの糸を使ったり経糸の密度に変化を付ける事により布に表情を付ける事等を行ってきました。首里織の複雑な技法を積極的に取り入れた上布は新鮮味があり非常に洗練された印象です。 私共は主に帯を作ってもらっています。着尺に比べ帯は組織織を取り入れやすく柄にも制約が少ないからです。帯の太鼓は約30センチ四方の小さいものですがその制約の中でも仲宗根さんの感性は思う存分表現されます。 今回の訪問は来年用の帯の注文です。お願いする本数、技法と雰囲気はお伝えしましたがあとは仲宗根さんのセンスに任せます。こちらも織り上がるのは来年の春、仲宗根さんの最新作をご紹介するのを待ち遠しく思います。 ![]() 工房 2011年 08月 26日
先週末に宮古島に行ってまいりました。
私が初めて沖縄に行ったのは平成9年3月、染織家を訪ねる旅でした。羽田を出発し最初に降り立ったのが宮古島です。まず琉球舞踊の花笠の形をしたターミナルビルに度肝を抜かれ、その後にお会いした新里玲子(しんざとれいこ)さんのパワーに圧倒された熱く、濃い沖縄での第一日目でありました。その後、現在まで30回以上渡沖しておりますがいつでも最初に訪ねるのが新里さんです。 ![]() 新里玲子さん 新里さんは下地恵康(しもじけいこう)氏のもとで修行を積み、その後独立し独自の織世界を表現し続けています。染織家として40年ものキャリアを持つにもかかわらずいまだに2年半の南西航空スチュワーデスのキャリアを引き合いに出されると笑っていらっしゃいます。下地さんのところで精緻な十字絣を織っていた新里さんは針を使って引っ張りながら絣を合わせる事に抵抗を感じ、(後にそうゆう事にも耐えられる宮古の糸の素晴らしさに気づいたそうです)宮古らしいおおらかで自由な上布を作りたいという思いで仕事を始めたそうです。 ![]() 工房 ![]() ハイビスカスの生け垣 新里さんの魅力はもの作りに対する「柔軟性」だと私は常々感じております。 宮古上布は手で績んだ苧麻の糸だけを使います、そうゆう自然素材を100%自分の思い通りにするのは無理と考え、素材に合わせた仕事を心掛け、時に色や柄もそれに応じて変えて行く事もあるそうです。 さて、今回の訪問の目的は来年用の上布の注文です。自ら作成した図案と色見本を携え直接お会いして話し合いながら注文するのが新里さんとのいつものやり方です。 ![]() 来年用の図案 数ヶ月して突然に航空便で送られてくる上布の入った箱を目の前にすると期待と不安が入り交じりドキドキして箱が開けられない事もあります。 「新里さんに間違えはない」と分かっていても緊張するのは上布が特別な織物だからでしょう。意を決し箱を開け、期待以上に美しい反物を目にするとき上布の凄さを実感し、作者に対する尊敬の念を覚えます。
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