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2011年 07月 25日
インスタレーションを終えた後、一時はモダンアートを志すも和の仕事に道を見いだした牧山さんは持ち前の集中力で数年の間で自身の目指す織の方向を見つけ出し、反物と共に再び現れたのが一昨年でした。
その反物はどの産地、染織作家のものとは違いました。正直、洗練の余地はまだあると感じましたがオリジナリティーがあり、狙い所が明確なストレートな織物です。糸使い、色も柄もよく考えており全てコントロールしていると感じられる反物でした。 着尺、帯を織る個人の染織家にとって大事なことは自分にしか織れない布を持つ事です。 布の表情、風合、着心地は決して真似ることはできません。私は色柄よりもそちらの方にこそ作者のオリジナリティーが宿ると信じております。 織る度毎に完成度を上げ、修正すべきは迅速的確になされる様子を見ていると若い作者の柔軟性と勢いを感じます。 ![]() 出番を待つ糸
by aoyama-yagi
| 2011-07-25 17:39
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